自動車修理を行う場合の簡易課税とは

課税売上高が5,000万円以下の、中小規模事業者の負担軽減のために作られた税制度のことを、簡易課税制度といいます。

 

簡易化された仕入控除税額の計算を認めるという制度ですが、事前に届け出が必要です。

 

通常の税制度との相違点は、仕入れや経費の支払いを行う際に、実際に業者へ支払った消費税額だと税負担が重くなるため、業種に応じてみなし仕入れ率の割合を決めているところにあります。

 

このみなし仕入れ率を、課税売上高に対する消費税額にかけた金額を、消費税として納めるという仕組みです。

 

自動車修理は第五種事業に該当し、みなし仕入れ率は50%となりますので、それだけ税負担が軽く済むことになり、中小規模の事業者にとっては大きな負担軽減となります。

 

自動車修理を行う事業者に対しては簡易課税が適用されている可能性があるということを知っていると、修理代金が適正かどうかがわかりますので、ご不明な点があれば、当社にお気軽にお尋ねください。